兵庫県立大学 環境人間学部・研究科

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研究トピックス(画像メディア研究室)

環境デザイン系 - 実績/成果

画像メディア研究室(木村 敏文研究室)

【研究背景】

スマートフォンやカメラなどが身近なツールとして幅広く使われており写真や動画の撮影に用いられています。では、画像から得られる情報はどれくらいあるのでしょうか?下に示す3つの写真、1つ1つからどのような情報を得ることができますか?また、3つの写真を総合して、どのような情報を得ることができますか?意識して情報を得ようとすると、意外と得られる情報は多いことに気づくと思います。また、他の人と得られた情報の意見交換をしてみると、違う情報を読み取っていることも確認できると思います。実は3つの写真は同じ場所から撮影した写真です。時間帯や季節が違うだけで得られる情報が変わりませんか?

図1. 3枚の写真、ここからどんな情報を得ることができますか?

画像には多くの情報が含まれています。映像は画像を積み重ねることにより、時間的な変化を知ることができます。しかし、我々が画像・映像から情報を得ようとすると、注目している部分からの情報、という主観的な情報しか得られない。当研究室では画像・映像から得られる情報を科学にうまく利用するため、情報技術で客観的なデータ取得を行うための基礎研究を行っています。

 

【研究室紹介】

画像や映像はスマートフォンでも手軽に取得でき、身近なものとなっています。画像や映像には情報が多く含まれており、安価で高性能なデジタルカメラやデジタルビデオカメラは様々な研究で利用されています。しかし、多くの場合、研究者がこれらのデータから研究に利用するデータを手作業で取得しており、時間のかかる単純作業を強いられています。本研究室では、

(1) 行動解析支援のための処理手法の提案
(2) 提案手法に基づくプログラム開発
(3) 行動解析支援

を行っています。また、情報収集、資料のまとめ方をプレゼンから学び、さらに画像処理、プログラミング、行動解析の基礎を学ぶことができます。

 

【研究テーマ例】

・ミツバチの複数個体同時追跡プログラムK-Trackの開発
・ミツバチの巣内行動観察システム開発
・アルゼンチンアリの行動解析システム開発

図2. ミツバチの個体行動同時追跡結果例/自動追跡プログラムにより個体ごとの移動軌跡を可視化することができる
図3. アルゼンチンアリの個体識別結果例/緑点が中心、黄点が頭部、臀部を示す。個体ごとに各部位を識別することができる

【卒業後の進路】

大学院進学、電気系企業やIT企業など