兵庫県立大学 環境人間学部・研究科

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研究トピックス(生態情報研究室)

環境デザイン系 - 実績/成果

生態情報研究室(中桐 斉之研究室)

【研究室の概要】

生態情報研究室(通称:中桐研)では、環境問題・社会問題・地域連携・情報教育支援の研究を行っています。

これまで、コンピュータシミュレーションを用いた環境問題や社会問題に関する研究と、SNSやスマートフォンを用いた地域連携や学習支援の研究に取り組んできました。

研究対象は、シミュレーションでは、生息地破壊といった環境問題、工場の分布拡大といった社会問題、感染症の伝播など、スマートフォンを用いた地域連携は、まちあるきや観光コンテンツ、学習支援は、ゲーミフィケーションによるモチベーションの維持・工場などです。コンピュータシミュレーションなどを中心とする個人研究から、市役所や外郭団体との共同研究まで様々なスタイルで研究テーマに取り組みます。

専門ゼミでは、関連する研究分野の文献を読むことを通して、各自の意欲と関心に沿った研究テーマとを模索し、予備実験を行います。

卒業研究では、それぞれのテーマについて、コンピュータシミュレーション、アプリケーションの開発や実験でのデータ取得、データ解析、関連文献の読解、学会発表、卒業論文執筆などにチャレンジします。

これらの活動を通して、表現力、論理的思考力、IT関連の技術力、自己管理力と、判断力を養って頂きたいです。

【研究内容】

取り組んでいる研究分野は幅広く、数理生物学とコンピュータシミュレーション、e-ラーニング、パノラマVRなど、多岐にわたります。 また本研究室では、テーマによっては、他の研究機関や企業と協働し、共同研究プロジェクトを進めることもあります。

・数理モデルとコンピュータシミュレーション
現実の問題、例えば生物多様性、生息地破壊による生物の絶滅やインフルエンザ等の感染症の伝播や工場の立地、ファッションの流行などの研究には、実際の生物や人を使っての実験や観察が非常に困難です。そこで、シミュレーションを用いることが有効な研究方法となっています。
生物の絶滅などの生物を中心とした環境問題や、自動車・人の流れやファッションの流行、工場の分布といった社会問題を「現象を抽象化したモデルに置き換えシミュレーションにより解析する」研究を行っています。

・スマートフォンなどの情報技術
まちを歩くとポイントが貯まるまちあるきカウントシステム、ドローンとパノラマVRを用いた観光コンテンツの有効性など、スマートフォンを中心とする情報技術で、地域を活性化する支援を行う研究を行っています。また、ゲーミフィケーションを用いた学習支援システムでは、ゲームの要素をゲーム以外の学習に適用するゲーミフィケーションを用いて、学習のモチベーションを上げる研究を、日常生活を支援するシステムでは、学生がやらなければいけない課題を先延ばしにしないように支援を行うシステムなどを構築する研究を行っています。

 

【主な研究トピック】

・生息地破壊と絶滅のモデルによる解析:面積よりも分断化が重要?
・アユの縄張りにおける形成と崩壊のすれ違い
・格子モデルによる新型コロナウィルスの感染拡大の解析
・囚人のジレンマゲームのシミュレーション解析:繋がりの影響
・スマートフォンとゲーミフィケーションを用いた教育支援システム
・先延ばし行動を抑制のためのゲーミフィケーションを用いたタスク管理支援システム
・まちあるきカウントシステムの開発と実証実験

詳しくは研究室のページをご覧ください